二十四節気 夏 ~小暑~

2021年7月7日

小暑 夏を6つに分けたうちの5番目の節気

太陽視黄経 105度 8/24番目

・・・大暑来たれる前なればなり・・・

暑気に入り梅雨のあけるころ(国立天文台 こよみ用語解説)

小暑とは「本格的な夏が来る前の季節」であり、「暑さがだんだん強くなっていく」

「暑」とは「炎熱」の意味で「小暑」は「これから炎熱に向かう」という季節、本格的な暑さが始まるとされています

あちこちで元気なセミの鳴き声が聞こえ始めます

小暑と次の大暑を合わせた1カ月を、一年で一番暑い季節ということで「暑中」と呼びます

小暑までに出すのは「梅雨見舞い」、小暑から大暑までが「暑中見舞い」、そして立秋以降は「残暑見舞い」となります

暑中見舞いは、お盆の里帰りで祖霊にお供え物を持参する風習がルーツ

それがお世話になった方への贈答に変わり、やがて簡略化されて手紙で済ませるようになったのが現在の暑中見舞いです

梅雨明け後は、日本付近に前線が停滞し、ゲリラ豪雨が発生しやすいので注意が必要な時期でもあります

強い日差しと共に気温が一気に上がります

「すだれ」や「よしず」は、昔から使われている涼を得る方法、直射日光を遮りつつ風を通してくれますし、見た目にも涼やかで風流です

すだれは吊るして、よしずは立て掛けて使うものです

またツル性植物を育てて遮光する「グリーンカーテン」

ゴーヤ、アサガオ、ヘチマ、つるありインゲンなどは、育てやすくて人気です

エコな上、毎日の暮らしに癒やしや喜びを与えてくれます

蓮の花が開き始めます

泥の中から茎をのばし、鮮やかなピンクや真っ白な花を咲かせる蓮

夜明けとともに開き、4~5日目には散ってしまいます、朝7時~9時半ごろなどがお勧めです

 

夏至に・・・

七夕は、7月7日夜に行われる行事になっていますが、本来は6日夜に短冊を吊るした笹竹を家の軒下に飾る風習でした

この行事は、詩歌などの文を短冊に書き、書道や裁縫の上達を祈った平安貴族の習わしが由来のようです

その後、江戸時代には一般の人々にも広く親しまれるようになり、現在のような文化ができあがりました

七夕の短冊の色・・・陰陽五行説の影響を受けているそうです

五徳というものがあり色と対応しています、その五徳に沿った願い事をすると良いそうですよ

青・・・仁(人間力を高めること)

赤・・・礼(親や先祖への感謝の気持ちをもつこと)

黄・・・信(友人知人を大切にすること)

白・・・義(義務や決まり事を守ること)

黒(紫)・・・智(学業の向上)

福岡では「博多祇園山笠」、追い山は圧巻です

海水浴場では「海の家づくり」が始まる時期でもあります

 

小暑の期間の食べ物・・・

そうめん

七夕に、天の川や糸をイメージした「おそうめん」を食べると1年を健康に災いなく過ごせるという言い伝えもあります

平安時代の宮中では、欠かせない食材だったそうです

オクラ

オクラの切り口が星形で、七夕にピッタリ

新鮮なオクラは、表面には白いうぶ毛がしっかり生えそろっています

また、デトックス、美肌、ダイエット効果も期待できるたくさんの栄養素が含まれています

 

 

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