二十四節気
処暑 2022年8月23日
・・・陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり・・・
暑さがおさまるころ(国立天文台 こよみ用語解説)
秋を6つに分けたうちの2番目の節気
太陽視黄経 150度 14/24番目
七十二候
初侯・・・綿柎開(わたのはなしべ ひらく) 8/23 〜 8/27
綿を包む咢(がく)が開く
次侯・・・天地始粛(てんち はじめてさむし)8/28 〜 9/1
ようやく暑さが鎮まる
末候・・・禾乃登(こくもの すなわちみのる)9/2 〜 9/7
稲が実る
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処暑とは・・・「処」という漢字には「落ち着く」、暑さが和らぐという意味があります
暑さのピークが終わり、朝夕には涼しい風が吹き、夏を惜しみながらも秋への準備を始める時季です
ある日ふと、夜風に、心地よいコオロギや鈴虫の声にも秋の気配が漂います
とは言え、「秋暑」といって暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなるのもこの時期
暑さ対策、しっかり水分補給をする
また、シャワーだけでなく、湯船などにもゆっくり浸かって、これからの季節のために、体の調子をきちんと整えておきましょう
そして台風の季節がやってきます
台風の襲来を警戒する特異日として、「二百十日(にひゃくとおか)」「二百二十日(にひゃくはつか)」というものがあります
現在のように台風の予測ができなかった時代、立春から数えて二百十日目に台風が来る確率が高い厄日と、警戒しました
昔の人たちが「油断せずに台風に備えよう」と考えたのが由来だそうです
2022年は
「二百十日(にひゃくとおか)」9月1日
「二百二十日(にひゃくはつか)」9月11日
大型台風も増えているので、到来に備え、改めての災害時のことや防災グッズを見直したいですね
処暑に・・・
春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞することで季節を感じ、楽しみます
秋の七草は
萩
すすき
桔梗(ききょう)
撫子(なでしこ)
葛(くず)
藤袴(ふじばかま)
女郎花(おみなえし)
9月1日は「防災の日」です
1923年9月1日に発生した関東大震災の慰霊とともに、災害に備え、避難訓練や防災用品の点検などをしておきましょう
処暑のころに心がけること・・・
春夏、頑張ったものを収穫していく時期へ入ってきました
夏のいい影響を受けることができなかった・・・例えば楽しい想い出を作ることができなかった、あまり汗をかけなかったなど
心身を養えずにいると秋冬に収穫しようとするものがなく、寒さ、乾燥に負け風邪を引きやすくなります
暑さがもう少し続くので、最後の暑さを利用して運動=運を動かしてみましょう
処暑の期間の食べ物・・・
サンマ
鉄分、ビタミンA、カルシウム、DHAなど体に嬉しい成分がたくさん入っています
旬のサンマはとくに脂が乗っておいしいので、栄養豊富です、ぜひこの時期に味わっておきましょう
スダチとカボス
スダチは徳島県の特産、大きさはゴルフボール大
カボスは大分県の特産、大きさはテニスボールくらい
どちらも果肉を食べるよりも、果汁の酸味や皮の香りを薬味として使う、香酸柑橘(こうさんかんきつ)と呼ばれる柑橘類です
果汁に含まれるクエン酸には、疲労回復や食欲増進、ミネラルの吸収を促す効果があり、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です
夏の疲れが蓄積しているこの時期、ぜひ取り入れてみてくださいね
ブドウ
ブドウに含まれるブドウ糖や果糖は、疲労回復にもってこい、ビタミンやミネラルも豊富
夏バテ解消におすすめです
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