2021年3月5日
啓蟄 春を6つに分けたうちの3番目の節気
太陽視黄経 330度 24/24番目
・・・陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也・・・
冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくる(国立天文台 こよみ用語解説)
「啓」は「ひらく」
「蟄」は「土の中で冬ごもりする虫」
冬ごもりしていた地中の虫が温かさに誘われて這い出てくる頃
柳の若芽が芽吹き、蕗の薹の花が咲く頃
冬眠していた生き物たちが長い眠りから覚め、活動を始める時期
雨が降るごとに気温が上がって日差しも少しずつ強まり、春が近づいていることを実感できるようになります
でも急に動きだすのではく、まずは冬の間の溜まった毒素を吐き出し、春の気を取り込む
そのために、動物は冬眠後に解毒作用のある山菜などの苦味を口にするそうです
また春が近づいてくるこの時期は、大気が不安定で、強風や嵐、雷が発生しやすくなります
春に見られる雷は「春雷(しゅんらい)」と呼ばれ、寒冷前線が通過するときに生じます
啓蟄の頃の雷は「虫出しの雷」と呼ばれています
冬眠中の動物が、この時期の雷に驚いて目を覚ますと考えられていたことから、名前がついたとも言われてます
大気が不安定のときは、私達のカラダもココロも不安定になりやすくなります
そんな状況も理解してあげながら、春分の日まであと少し・・・
啓蟄に・・・
冬の期間に害虫から守るために樹木の幹に巻かれていた菰(こも=わらで編んだ敷物)を外す「菰はずし」をする地域もあります
啓蟄の期間の食べ物・・・ウド、葉ワサビなどの山菜、新玉ネギ、イチゴ
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