二十四節気 春 ~穀雨~

2021年4月20日

穀雨 春を6つに分けたうちの6番目の節気

太陽視黄経 30度 3/24番目

・・・春雨はるさめ降りて、百穀ひゃっこく生化しょうかすればなり・・・

穀物をうるおす春雨が降る(国立天文台 こよみ用語解説)

 

穀雨とは「雨降って百穀を潤す」という言葉が語源で、「春の柔らかな雨に農作物が潤う」という意味

全ての穀物を潤す春の雨で、けむるように降る雨は田畑を潤し、穀物などの生長を助ける時季

春先に、小雨が降り、ぐずついた天気が続くことを、菜の花の咲く頃にちなんで「菜種梅雨なたねづゆ・なたねつゆ」といいます

少しずつ日差しが強くなり、気温も上がってきます

種まきや田植えのシーズン

春の花が次々と開花し、牡丹やチューリップ、藤なども見頃を迎えます

大ぶりで華麗な牡丹は、中国では「花の王」とされる高貴な花

日本でも美しくエレガントな女性を例える表現として「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という慣用句があります

 

穀雨に・・・

種まきや田植えを始める目安とされ、さあ田植えに取り掛かろう・・・そんなタイミング

この頃に降る柔らかく温かな春の雨は、田畑を潤し穀物を成長させると言われています

 

穀雨の期間の食べ物・・・タケノコ、新茶

タケノコ

タケノコはまっすぐに育つことから、古来より縁起物とされています

タケノコご飯や、朝掘った「朝堀りタケノコ」の穂先を生のまま薄く切り、刺し身にして醤油で食べたり、タケノコの生命力を感じ、食感なども楽しむのもお勧め

新茶

夏の気配も近づいてき、立春から数えて八十八夜が穀雨の終わり頃で、この時期に摘んだ新茶が最もおいしく健康に良いと言われています

2021年の八十八夜は5月1日です

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