2021年7月22日
大暑 夏を6つに分けたうちの6番目の節気
太陽視黄経 120度 9/24番目
・・・暑気いたりつまりたる時節なればなり・・・
夏の暑さがもっとも極まるころ(国立天文台 こよみ用語解説)
大暑とは・・・1年でいちばん暑さが厳しい頃で、朝から蝉の大合唱だったり、熱帯夜で寝苦しい夜が続いたり
夏真っ盛りの時期を意味してます
大暑の季節はちょうど「三伏(さんぷく)」のうちの「中伏」
「三伏(さんぷく)」とは、夏の勢いが大変盛んで秋の気を伏する(降伏する)という意味があり
夏の季語「三伏の候」と書けば「酷暑の候」の意味で暑中見舞いなどに使われています
三伏の期間は(2021年)
・初伏:7月11日~
・中伏:7月21~
・末伏:8月10~
となり、体調管理には十分注意です
また年に4回ある土用、立夏・立秋・立冬・立春という4立直前の約18日間
2021年は
冬土用: 2021年1月17日~2月2日
春土用: 2021年4月17日~5月4日
夏土用: 2021年7月19日~8月6日
秋土用: 2021年10月20日~11月6日
となります
「大暑」は、この「夏の土用」の期間にあります
一般的にクローズアップされているのが夏の土用の丑の日 7月28日です
夏バテ防止にうなぎをおいしく食べる時期であるという認識も強くされていますが、
夏の土用や土用の丑の日の風習は、最も暑い時期を無事に乗り切るための暮らしの知恵で、食養生のならわしでもあります
夏バテや熱中症などにならないよう、意識して栄養摂取や水分補給をするようにしましょう
土用の期間に東から吹く風を土用東風(どようこち)と言います
最も暑さの厳しい時期、暑さを和らげるのに、「打ち水」がお勧めです
地球に優しいエコな暑さ対策と注目を集めていますが、この時期の風物詩
打ち水は庭先や道路などに水をまいて涼を得る、昔から日本に伝わる生活の知恵でもあります
この時期の代表と言えばやはりひまわりです
大暑に・・・
たくさんの夏祭りがこの大暑の期間に行われています
・青森のねぶた祭り
・秋田の竿燈まつり
・仙台の七夕祭り
・京都の祇園祭
など・・・
新型コロナウイルス感染防止から縮小や中止などもあり、今まで通りとはいかなくなりましたが、
浴衣を着て安心して出かけられる日を楽しみに・・・
大暑の期間の食べ物・・・
夏の土用といえば、うなぎ
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は江戸時代から始まりました
またうなぎだけでなく、「う」のつく食べ物を食べると病気にならないという言い伝えもあります
うどん、瓜、梅干しなどなど、「う」のつく物で夏をのりきりましょ
うなぎは、たん白質、ビタミンA、良質な脂質であるDHA、EPAなどの栄養素をバランスよく含んでいます
蒸し暑い中でも食欲をそそるうなぎは、夏バテ防止のスタミナ食に・・・
梅干しは疲労回復に役だつクエン酸が豊富で食欲増進に・・・最適です
夏野菜には、カロテンやビタミンC、ビタミンンEなどを多く含む野菜が多くて夏バテに効果が高いといわれています
・トウモロコシ
・枝豆
・きゅうり
・スイカ
・桃
など・・・
また暑気払いにお勧めは甘酒
甘酒というと冬のイメージがありますが、実は夏の季語
必須アミノ酸やビタミン、ブドウ糖やオリゴ糖などを含んだ「飲む点滴」ともいわれる栄養ドリンクです
米を発酵させて作るノンアルコールの発酵食品なので、腸内環境を整える働きもあるそうです
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