二十四節気 秋 ~処暑~

2021年8月23日

処暑 秋を6つに分けたうちの1番目の節気

太陽視黄経 150度 11/24番目

・・・陽気ようきとどまりて、初めて退しりぞきやまんとすればなり・・・

暑さがおさまるころ(国立天文台 こよみ用語解説)

処暑とは・・・「処」という漢字には「落ち着く」という意味があります

暑さのピークが終わり、朝夕次第に冷気が加わり、夏を惜しみながらも秋への準備を始める時季です

とは言え、「秋暑」といって暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなるのもこの時期

室内ではクーラーをつける、しっかり水分補給をするなど体調管理に気を配りましょう

 

そして台風の季節がやってきます

台風の襲来を警戒する特異日として、「二百十日(にひゃくとおか)」「二百二十日(にひゃくはつか)」というものがあります

雑節のひとつで立春から数えて二百十日目のことを指し、二百十日の日は台風が多い厄日として言われていたため、

昔の人たちが「油断せずに台風に備えよう」と考えたのが由来だそうです

2021年は

「二百十日(にひゃくとおか)」9月1日

「二百二十日(にひゃくはつか)」9月11日

大型台風も増えているので、到来に備え、改めての災害時のことや防災グッズを見直したいですね

9月1日は1923年に発生した関東大震災にちなみ、防災の日としても制定されています

 

雑節は一般的には次の9つをいいます
  • 節分(せつぶん)
  • 彼岸(ひがん)
  • 社日(しゃにち)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや)
  • 入梅(にゅうばい)
  • 半夏生(はんげしょう)
  • 土用(どよう)
  • 二百十日(にひゃくとおか)
  • 二百二十日(にひゃくはつか)

 

処暑の頃・・・春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞することで季節を感じ、楽しみます

秋の七草は

すすき

桔梗(ききょう)

撫子(なでしこ)

葛(くず)

藤袴(ふじばかま)

女郎花(おみなえし)

 

処暑の期間の食べ物・・・

サンマ

鉄分、ビタミンA、カルシウム、DHAなど体に嬉しい成分がたくさん入っています

旬のサンマはとくに脂が乗っておいしいので、栄養豊富です、ぜひこの時期に味わっておきましょう

スダチとカボス

スダチは徳島県の特産、カボスは大分県の特産

果汁に含まれるクエン酸には、疲労回復や食欲増進、ミネラルの吸収を促す効果があり、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です

ブドウ

ブドウに含まれるブドウ糖や果糖は、疲労回復にもってこい、ビタミンやミネラルも豊富

夏バテ解消におすすめです

夏の疲れが蓄積しているこの時期、ぜひ取り入れてみてくださいね

 

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